Sat Nam 

今日はヨガは八段階よりなりたっているという話をしたいと思います。ヨガの基本的な教えになります。
8段階とは、ヤマ、ニヤマ、アサナ、プラナヤマ、ブラティヤハラ、ダーラナ、ディヤーナ、サマディです。これらが互いに関連して総合されたものがヨガになります。

これから一つ一つどんなことなのか見ていきます。
最初の①ヤマ②ニヤマは日常生活で意識することです。

①ヤマ
ヤマは万人に共通する道徳律。この戒律は階級、時間、場所を超越した永遠なもの。

・アヒンサー  いかなる肉体的精神的思考、行為において物や人を傷つけ    
        ることをしないこと。非暴力、不殺生
・サティヤ   正直、誠実、真実であること。嘘をつかない。
・アステヤ   盗まないこと。物質的なものだけでなく、人の時間、思 
        い、権利なども・・・
・ブラフマチャリヤ  性欲など自己の欲するものをできるだけへらし、エ
            ネルギーの無駄遣いをへらす。
・アパリグラハ  欲望に飲まれない。一つが満たされれば次の欲望が起こ
         り、もしそれが得られなければ悲しみに変わる。
         そういうものに乱されないこと。

②ニヤマ
これは、自己浄化のための規律。内なる浄化と外なる浄化があり、それを同時に進めていく。外なる浄化は、行為習慣を正し自分の周囲の環境美化につとめる。内なる浄化は欲望、怒り、貪欲、逆上、自惚れ、悪意、妬みの根絶のこと。

・シャウチャ   自分と自分の廻りの環境を清潔に保つ
・サントーシャ  足るをしること。今に満足すること。
・タパス     鍛練すること。様々な問題、試練を受け入れる強さを
         培うこと。
・スワディアーヤ 真理へ導いてくれるような本を読み、学習すること。
・イーシュワラプラニダーラ 自分ではどうしようもできない何かが存在
              していることを知ること、受け入れること。


ここからはヨガをしているときに意識することになっていきます。
③アサナ
様々なポーズ、エクササイズのこと。アサナは心身を浄化するだけではなく、心身を保護し、癒やすことに役立つ。アサナは無数の種類があって、筋肉・消化・循環・腺・神経に影響を与える。肉体的な向上は、精神性向上にも繋がっている。
また、アサナは健康・美・強さ・軽さ・神経系のバランス・幸福感をもたらす。アサナの実践は果物のなる木の生長に例えると、木が健全に健康的に生長すれば、美味しい果実がなる。同様アサナを実践すれば、精神的に目覚め善悪から開放される。

④プラナヤマ
呼吸法。吸氣は宇宙エネルギーを受け取る行為。クンバカ(息を止める)はそのエネルギーを活性化すること。呼氣は全ての思考と感情が空になること。プラナヤマの実践は安定した心、強い意志、健全なる判断力を養うのに役に立つ。

⑤プラティヤハーラ
感覚を研ぎ澄まし、微細な変化に氣づくこと。感覚を内側内側へと向け心と身体のコントロールすること。(感情に飲み込まれない、自分自身とつながるなど)

⑥ダーラナ
集中・精神統一。一点、一つのことに意識を集中すること。心は動かず内側へ向いていく。

⑦ディヤーナ
ダーラナの集中が長く続くと瞑想=ディヤーナになる。無我の境地と言われる、記述するのが難しい状態のようです。

⑧サマディ
最終段階の悟りと言われている段階。煩悩からの解放・解脱。
瞑想(ディヤーナ)状態がとぎれることなく持続されるとサマディに入る。サマディでは、自分の肉体、呼吸、心、知性、エゴを意識しなくなる。無限なる平和な世界に入る。

 

ヨガは、このような八段階のプロセスがあります。悟りを得るために人生を送っているという人は少ないと思いますが、真実の自分と繋がって生きる。自分軸で生きる。その上人と共存して生きていく・・・そういう生き方のヒントにはなると思います。

日々できることを、日々氣持ちよく、心地よく過ごし、ヨガなどで身体を動かし、身体と呼吸を整え、自分と対話できる感覚を高める。氣を感じられるようになる。(これ誰でも感じられるはずです。元々はもっていた感覚です。閉じた方が生きやすい世の中だったので、閉じている人は多いと思います。)集中・瞑想していくことでより自分の内側、魂、宇宙と繋がっていく。そのずっと先にサマディ悟りがあると思います。

ヨガは、4000〜5000年前にインド辺りで誕生。日本はその時、縄文時代中期です。その時代からこの八支則があったかはわかりませんが、悟りを目的にヨガがその時代からあったと思うと興味深いです。まあ、その時代の日本は縄文時代なので、想像ですが、霊性高すぎる人ばかりだったので必要なかったと思います・・・現代はその霊性を思い出すと言う意味でもヨガはいいツールかもしれません。